i-node調査
i-node(Index Node) とは
メタ情報(パーミッション情報など)と、データ(ファイルの中身)から成り、「i-node 番号」で識別される。
80%超えた場合は、削除対応をおすすめ。
メタ情報とは
- ユーザーID(UID:ファイルの所有者)
- パーミッション(ファイルのアクセス権)
- サイズ
- 作成日時
- 更新日時
- 実データの場所(ディスク上の物理的な場所)
- そのファイル自身への参照数
i-node番号とは
ファイルやディレクトリに割り振られる、重複しない番号の事。
パーティションサイズにより限界値が決められる。
全てのファイル、ディレクトリに対しi-node番号が割り振られ、全てのi-node番号に対応するi-nodeが存在する。
例えば、細かいファイルを大量に作成し、i-node番号を使い切ると、データ領域の容量が余っていても新規にファイルを作成する事はできなくなる。
※i-nodeの空きと、残容量は比例しない。
調査コマンド
■ディスクのi-node使用量
[root@ ~]# df -ih
Filesystem Iノード I使用 I残り I使用% マウント位置
/dev/mapper/VolGroup00-LVM_ROOT
5.0M 104K 4.9M 3% /
/dev/mapper/VolGroup00-LVM_VAR
29M 45K 28M 1% /var
/dev/sda1 258K 41 258K 1% /boot
tmpfs 997K 1 997K 1% /dev/shm
tmpfs 997K 798K 199K 81% /var/virtualdomains/session/
■下記ディレクトリのファイル数調査
[root@ ~]# ls -1 /var/virtualdomains/session/. | wc -l
816695
■最終更新時が50日より前のファイル削除対象ファイル数
[root@ ~]# find /var/virtualdomains/session/ -mtime +50 -name "*" | wc
710283 710283 36845200
枯渇していた場合
該当ファイルの削除対応が必要
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